函館市 高龍寺宝物展 2010/10/10

1.北川斎渟民元貞筆《地獄変相図》 十幅     戻る

掛け軸の1番目と10番目を除き、2〜9番目までは3駒漫画のように見える。   さらに拡大図

@閻魔大王と浄玻璃鏡 ▲ A(下)五官王が業の計りで罪の重さを量る ▲
(上)ご飯を食べようとすると燃えてしまって喰えない餓鬼道
B(上)三途の川のほとりに奪衣婆(だつえば)がいて、 ▲
渡し賃(六文銭)を持たない亡者が来れば着物を剥(は)いで
衣領樹(えりょうじゅ)という大樹に掛ける。
C美人を求めて棘(とげ)だらけの木を登る男 ▲
傷だらけになって夢中で天辺まで行くと
いつの間にか美女は別の木に移っている。
D釜ゆでの刑 ▲ E(上)刃の葉を持つ林・剣葉林に追いやられる
(中)火の車に載せられる亡者
F(中)焦熱地獄 G(上)血の池地獄
(下)牛頭・馬頭に押し潰される
H(上)八寒地獄(中)八熱地獄 I罪を終えた亡者が救われる場面 ▲
彼方に文殊・普賢菩薩を従えた
華厳釈迦金身六丈が見える。
inserted by FC2 system